美しい行為の言葉が残る文化
「江戸しぐさ」はビジネス環境に身をおけば、自然と身についてくるものだと思う。
それが「
切り捨てごめん」の江戸時代であれば、無用ないさかいを起こさないため、
なおさら必要だった。
若い子が出来ないということであれば、
怖いものがないということかな。
「こぶし腰浮かせ」
こぶし一つ皆が詰めればもう一人座れる、譲り合いの精神
「傘かしげ」
すれ違うときにお互いに傘を倒して、傘がぶつかることを防ぐ
「うかつ謝り」
足を踏まれたほうが先に謝ってしまう
(自分がうかうかしているから足を踏まれたという自戒)
「肩引き」
せまい道で人が行き交うとき、肩が触れたりしないように、
互いに肩を後ろの引き、体を斜めにしてすれ違う
「時泥棒」
突然断りもなく押しかけて相手の時間を奪う行為
お金は借りても後で返せますが、時間は返すことができない故に
「弁済不能の十両の罪」とも。
こんなことが、さらりと出来るという人を
日本人の美意識は美しいと感じる
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