2010年07月17日

皮膚科学会の脱毛症ガイドライン

日本皮膚科学会が日本においては初となる脱毛症のガイドラインを発表してます。
「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010年版)」
http://www.dermatol.or.jp/medical/guideline/pdf/120050977j.pdf

それによると


<ミノキシジル 外用>
男性の男性型脱毛           A
女性の男性型脱毛           A
<塩化カルプロニウム 外用>    C1
<t‐フラパン 外用>          C1
<アデノシン 外用>          C1
<サイトプリン・ペンタデカン 外用> C1
<セファランチン 外用>        C2
<ケトコナゾール 外用>       C1
<フェナステリド 内服>
男性の男性型脱毛           A
女性の男性型脱毛           D

A  行うよう強く勧められる
B  行うよう勧められる
C1  考慮しても酔いが十分な根拠がない
C2  根拠がないので勧められない
D  行わないよう勧められる


ここで、C1考慮しても良いが十分な根拠がない。とされてしまった、
医薬部外品、化粧品の育毛剤ですが、メーカーがどんな反応をすることやら。icon

でも、これはあくまで脱毛の中の男性型脱毛についてのみのガイドラインですので、

脱毛全般についてではない。

ということです。
ニュースの流し方によっては、市販の育毛剤が効果が無いと誤解されかねませんが、icon
そんなことはありません。


ちなみに上記の主成分を使っている育毛剤は
特許増毛協会によると


<ミノキシジル 外用>        リアップ(大正製薬)
<塩化カルプロニウム 外用>     カロヤン(第一製薬)
<t‐フラパン 外用>        サクセス(花王)
<アデノシン 外用>         アデノゲン(資生堂)
<サイトプリン・ペンタデカン 外用> 毛髪力(ライオン)
<セファランチン 外用>       
<ケトコナゾール 外用>       ニゾラールローション(ヤンセン ファーマ)
<フェナステリド 内服>       プロペシア(万有製薬)




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Posted by H.B.S. at 09:09│Comments(0)ヘアケア、 マテリアル
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