2009年11月01日

同じ薬液でも美容室によって結果が違う

リシオ(<㈱ミルボン>の縮毛矯正剤)を使っている方から、
美容室を変えたら、同じ薬剤(リシオ)を使っているのに思いどうりの結果が得られない。
なぜ? という質問を頂きました。


これは、、
全ての美容室が薬剤のパフォーマンスを100%引きだしているわけでは無いという事です。

メーカーの言うとおりの使用方法で引き出せるパフォーマンスは大体8割程度です。
まあ、製品によって割合の差はありますが、完全には引き出せないと思って下さい。
(^^ゞ


それ以上は、その美容室の水環境、基本システムや、技術者の経験、知識、
あるいは偶然の発見によって引き出されます。


ですから、よほど連絡の良い多店舗経営企業や、チェーン店舗でないかぎり、
ある薬剤の使用について統一で、同じように能力を引き出せるという事はありません。


同一店舗内でさえ、ある技術者が偶然発見した良いやり方などは、
他の技術者になかなか伝わるものではないのです。


結論として結果は薬剤ではなく、技術者によって変わります。

ですから、その技術に精通した美容師を見つけてください。
ただし、一人の美容師がパーマ、カット、カラー、仕上げ等、
全てが完全ということもなかなかありません。


<一部例外>
Mr.ハビットが登場した当時、これはそれまでのストレートパーマの域を
大きく超えていました。後に縮毛矯正という分野がこれによって誕生したと
思います。

このような革新的な薬剤登場の場合は、技術者ではなく、薬剤によって
明らかな違いが生じるといえます。

  


Posted by H.B.S. at 12:42Comments(0)ヘアケア、 マテリアル