2009年12月03日

カラーリストの功罪

カラリスト(カラーリスト)は美容室でヘアカラーを専門に行う美容師です。


アメリカではカラリストと、ヘアスタイリストは明確に分かれていて、
クライアントの髪についてどうするのかは、お互いが話し合って、もしくは
一方が指示を出して行いますが、日本ではまだまだカラリングだけを専門に
行っている美容師は少数です。


一般美容室でも最近はパーソナルカラーを分析した上でカラリングを
するところが増えていますので、他店での分析については尊重していますが、
中には明らかに違う(おかしい)ものも散見します。


今回も、
よくよく、お客様に、その美容師はどこを見て分析したのかと尋ねると、
瞳の色だと言います。


なるほど、それなら納得です。
瞳の色に合わせた髪のハイブリーチ。
その美容室の技術力の高さが伺えます。
(高い明度で色を入れるのは難しい)


でも、それはパーソナルカラーではないので、
「今回は瞳の色に合わせてヘアカラーを行いました。」
と言って頂けるほうが無難です。


パーソナルカラーは様々な部位も参考に判断しますが、
例えば、瞳の色、頬の色、首筋の色、髪の自毛の色など、
それぞれが異なった指標を指し示した時にはどう判断しますか?


分析の光源さえ統一出来ていない、またメイクもそのままの状況では、
「この光の下では○○タイプだと思われる。」
というのが精々だと思います。


太陽光ライト、自然光ライト、トゥルーライト、5000Kライト
各メーカーにより実際には反射色が違ってるのも、並べてみれば一目瞭然です。
icon
  


Posted by H.B.S. at 12:54Comments(0)エッチ美容室   (日常)