2010年09月18日

事故経緯は子どもにも共有させよう

夏の終わりに大分県下の小中PTAの会長が集まって行う会議に参加してきました。

ある会長(別府)が、
「玖珠でのプール事故によって、プールの授業にも保護者が交代で監視の手伝いを
するようになって、負担が増え、夏休みのプール開放が出来なくなった。」

「そこに青々と綺麗な水を湛えたプールがあるのに、子ども達を泳がせてあげることが出来ない。」

と話してくれました。



昨年から夏休みのプール監視が、それまでの4人以上から、6人以上に改められ、
すでにプール開放ができにくい状況ではありましたが。

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最近、安全と思われていたような場所で起こる事故や、
明らかに危険な場所に踏み込んで事故に巻き込まれるようなニュースを耳にする時、
近頃の子ども達の危機管理能力の低下が本当に心配になります。

昔は今のように安全に対する配慮が進んでいたとは言えなかったので、
子どもたちのケガは多かったですが、今のように想定してない場所で
死に至るような事故というのはあまり聞かなかったような気がします。

また、
ここから先は危そうとか、
ここは踏み外すと大けがするかもしれないとか、
ここで深みにはまると助からないかもしれないといった予測は
(ケガなどからの)経験的というより本能的な予測であったような
気がしますが、

そうすると本能それ自体の機能の低下ということもあるのかもしれません。


本当は、安全なはずの日常生活の中にもかなりの危険は潜んでいるし、
皆が安全と言っているからといって、自分も同じように安全とは限らないのですが。

  


Posted by H.B.S. at 08:55Comments(0)教育・共育・協育 関係