2010年11月30日

道州制で各県の個性がなくなるか

道州制の弊害(の予想)

大分県道州制研究会の会議から



2、地域の個性が無くなる。

平成の市町村大合併をみると、役所がおかれた地域は発展しているが、
無くなった地域は衰退している。また、基礎自治体が町、村おこしの熱意につながるので、
その規模が大きくなれば周囲から行政や議会が遠のき、民主主義が低下する恐れが強い。


①大分から鹿児島(5時間)、宮崎、長崎(4時間)より東京(1.5時間)の方が近い
②独特の文化を持つ九州各県の個性が無くなる
③過疎が進み、1次産業は維持できなくなる
④おらが町の町づくりの熱意が失われる
⑤自治体の規模拡大は、民主主義を低下させる傾向がある


たしかに。
地域の独自文化が衰退するのは大問題だと思う。
道州制を進めるにはここに一番留意しなくてはならないと思う。




しかし、断定(言いきら)れてしまうと、icon
ちょっと突っ込みたくもなる。 icon


①駅から駅を考えると、大分駅から東京駅まではやはり4時間はかかる
②むしろ、埋没しないように各県の個性化は進むかもしれない
③日本の1次産業衰退を過疎化にせいにするのは少し乱暴
 逆に1次産業が自立できていれば過疎化はそれほど進まないのでは
④自分たちの良い処は、自分たちからは見えにくいもの。
 外(よその地域の人)からの視点が入る事によって、さらに町づくりは
 活発になるかもしれない。
⑤規模拡大は民主主義を低下させる傾向はあるので、
 町、村においてはそうならないような仕組みが必要。
 でも逆もあって、同じ理由により国政よりは州政の民主主義は高まる




  


Posted by H.B.S. at 09:08Comments(0)経済,文化,国際 関係