2011年03月20日
内側からだけ見てると分からない事
18日の記者会見で枝野幸男官房長官が
震災直後、米政府からの申し出を断ったという報道に対して、
「政府としてそうした事実はまったく認識していない。むしろ米国政府からの申し出に対して最大限のご協力をいただきたいということで、こちら側から必要ないというようなことを官邸として申し上げたことはない。」と答えましたが、
これは、様々なニュース断片からみると、
安全作業が可能な段階で米軍が硼酸水投入を進言したことに、
東電が硼酸が原子炉の廃棄を意味するため
拒否したということが、
米軍からの申し出を政府が断ったとなったのかもしれません。
*硼酸水(ホウ酸水)核分裂を抑制するために使用される
*核燃料の冷却には水蒸気爆発の危険がある水でなく、
スズなどの溶けやすい金属を使うべきとの提案もある。
だと、するとこれは東電社長の言うように、「自然の脅威による・・痛恨の極み」
だけではなく、痛恨の判断ミスも重なる。
確かに原発の再稼働が遅れると電力供給に大きな危機がある。
今回の計画停電のように人命にかかわる事も発生する。
しかし、
普通に考えれば、原発で作業をしている数百人の社員の
生死にかかわる事。
人命と原発を廃炉にする事と、どちらが重要か?
それだけでもすぐに米軍の提案を受け入れるべきだったし、
結果として、心配した原発復旧の遅れどころか、復旧は見込めず、
国の今後の原子力政策を左右する重大な結果を招いてしまった。
さらに数万、数十万人以上に被害がおよぶ可能性を
残して今も事態が進行してしまっている。
多分、東電の中という、内側からの視点だけでは、
どうすべきか分からなくなってしまったのだろう。
(誰でもそうだと思う。)
外部だからこそ、見て言えることだけど。
震災直後、米政府からの申し出を断ったという報道に対して、
「政府としてそうした事実はまったく認識していない。むしろ米国政府からの申し出に対して最大限のご協力をいただきたいということで、こちら側から必要ないというようなことを官邸として申し上げたことはない。」と答えましたが、
これは、様々なニュース断片からみると、
安全作業が可能な段階で米軍が硼酸水投入を進言したことに、
東電が硼酸が原子炉の廃棄を意味するため
拒否したということが、
米軍からの申し出を政府が断ったとなったのかもしれません。
*硼酸水(ホウ酸水)核分裂を抑制するために使用される
*核燃料の冷却には水蒸気爆発の危険がある水でなく、
スズなどの溶けやすい金属を使うべきとの提案もある。
だと、するとこれは東電社長の言うように、「自然の脅威による・・痛恨の極み」
だけではなく、痛恨の判断ミスも重なる。
確かに原発の再稼働が遅れると電力供給に大きな危機がある。
今回の計画停電のように人命にかかわる事も発生する。
しかし、
普通に考えれば、原発で作業をしている数百人の社員の
生死にかかわる事。
人命と原発を廃炉にする事と、どちらが重要か?
それだけでもすぐに米軍の提案を受け入れるべきだったし、
結果として、心配した原発復旧の遅れどころか、復旧は見込めず、
国の今後の原子力政策を左右する重大な結果を招いてしまった。
さらに数万、数十万人以上に被害がおよぶ可能性を
残して今も事態が進行してしまっている。
多分、東電の中という、内側からの視点だけでは、
どうすべきか分からなくなってしまったのだろう。
(誰でもそうだと思う。)
外部だからこそ、見て言えることだけど。